アイドルグループ「さくらシンデレラ」の元メンバーによる万引が騒動になっている。
有田ゆのこと、有田彩乃容疑者は昨年10月、
東京・銀座のリサイクルショップでルイ・ヴィトンのジャケット1着、
5万円相当を盗んだ疑い。
調べに対し、有田容疑者は「いい商品だと思って盗んでしまった」と供述しているという。
「さくらシンデレラは正統派美少女アイドルグループを名乗り、2014年にデビュー。
新宿と秋葉原に専用劇場『アイドルステージ』があり、
結成から1000日連続ライブを行ったりしています。
有田容疑者は岩手から19歳で上京し、2017年2月、
中野サンプラザでのライブから正規メンバー入りしたのですが、昨年7月に卒業。
その理由も、卒業後のタレント活動なども分かっていません」
公式サイトでは、「運営者一同」として、以下の声明文が発表された。
《メンバーには、ダンスや歌のレッスンだけでなく、社会人として必要な素養を身に着けるための研修を実施する》
《今後ともさくらシンデレラを温かく応援していただければと思います》――。
アイドルグループでは、新潟を拠点にしたNGT48でのメンバー暴行事件が取り沙汰されている。
SNSなどでファンとタレントの距離が近くなる中、運営や情報管理の難しさ、
いざこざ等も明るみに出て、「女性アイドルグループは今、岐路に立っている」との声まで芸能関係者から上がる。
今回の事件では、初めての犯行だったのか、有田容疑者が万引を繰り返していたのかなど、
詳細の判明はこれからだが、アイドル事務所幹部はこう言うのだ。
「アイドルをやめるとチヤホヤされなくなり、つまんないそうです。
アイドルは安いギャラでやっていても、ファンに貢がれたりする。
欲しいものをSNSで発信したり、イベントの時に発言すると買ってプレゼントしてくれるファンもいる。
これ自体は問題ないかもしれませんけど、裏では同じブランド品や同じ家電を複数のファンから貢がれて、
不要なものを転売したり、返品交換したりしている。
ブランドショップでは返品は認めていませんが、
同額程度の別の商品に交換することを認めている店も少なくないんです。
プレゼントとして、現金を同封するファンもいたりするし、
生活感覚がマヒしてしまう恐れはアイドルならではでしょう」
「三日やったらやめられない」のがアイドル稼業の実態のようだ。