・弦
巻弦は、芯線を中心に巻線を巻いた弦である。
ピアノ線で出来た芯線に、ニッケルやステンレスなどの巻線を巻く。
複数の巻弦を巻く多層巻きの弦もある。
稀にナイロンなど伝導体以外の素材を巻線として使う弦もあるが、
芯線が透磁率が高い金属であれば電気楽器に対して使用できる。
現在は巻線が緩みにくいように(よく締まるように)芯線を六角形にしたものが主流である。
一般的に売られているギター弦は、1弦から6弦までをセットとして販売しており、
セット内容によって「ライト・ゲージ」「ミディアム・ゲージ」などの名前がついています。
弦が細ければ、チョーキングやビブラートなどのテクニックがやりやすくなるのですが、
弦の太さはサウンドにも影響を与えますので、
一概に細いほうが良いというものではありません。
初心者の方には、まずは「009~042」のセットをおすすめします。
エクストラ・ライトなどとも呼ばれる、このセットは、
以下の組み合わせが一般的です。
1弦 0.009
2弦 0.011
3弦 0.016
4弦 0.024
5弦 0.032
6弦 0.042
最初のうちはこの組み合わせの弦を使い、
段々と色々なゲージの弦を試していって、
自分のスタイルにあった弦を見つけるといいでしょう。