新年早々、天国から地獄に突き落とされた男性歌謡グループ「純烈」だが、
意外なことに仕事が増えていることが分かった。
業界内の先輩歌手たちが救いの手を差し出していることも大きな力となっているのだが、
懸案事項も残っている。やはり“アレ”を実現させなければ、本当の意味で新しく生まれ変われないという。
純烈は24日、東京・明治座で行われた「50周年記念 前川清特別公演」
(2月4日まで)に出演した。4人体制としては初仕事。
ファンの前に出るのももちろん初めてだ。ステージに上がると、
客席からの温かい拍手で迎えられた。
4人を迎え入れた座長の前川はさっそくメンバーの人数を数えるしぐさで、
イジリ始めた。
メンバーの白川裕二郎が「数を確認されてるようですが…」
と恐る恐る問いかけると前川は「もう1人、出てくるんじゃないかと思って…」と冗談を飛ばした。
リーダーの酒井一圭も「ワイドショーでおなじみの純烈です」と自虐ネタで爆笑を誘った。
前川の舞台が4人体制初となったのは偶然だが、純烈にとってはラッキーだった。
昔からお世話になっている大先輩の前川に稽古の時から励まされ、
支えられてきた。酒井は「楽しくイジって“暗くなっちゃいけないな。もっと明るくいこうよ”と、温かく支えてくださった」
と感謝しきり。「今回紅白に出て、花を添えるつもりだったんですが、逆に純烈の命を救っていただいたのが前川さん。ありがたい」と頭を下げた。
ラブルが報じられた元メンバーの友井雄亮(38)が芸能界引退を表明。
一転して大ピンチに追い込まれた純烈だが、捨てる神あれば拾う神ありだ。