ピック
多くは3cm程度の大きさで、薄い三角形をしており、
主に親指と人差指で挟んで、爪の代わりに弦に当てて、
弾いて音を鳴らす。
これらピックを用いた奏法を日本では「ピック奏法」、「ピック弾き」などと言うが、
「ピッキング」という際にはフィンガー・ピッキングも含みこれに限らない。
素材はセルロイドなどのプラスティックや合成樹脂が主流だが、
それ以外にもゴム、フェルト、金属、木、石、骨、角、鼈甲などが用いられる。
また、セルロイド以外のプラスティック系素材にも、
ナイロン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、アクリル、カーボンなどがあり、
演奏時の音質や弾き心地にそれぞれの特徴がある。
形状は正三角形型、ラウンドなおにぎり型(トライアングル型)、
二等辺三角形のティアドロップ型(涙の型)、ホームベース型などとあり、
硬さ(厚さ)はTHIN(薄い、0.5mm程度)、
MEDIUM(中間、0.8mm程度)、
HARDもしくはHEAVY(硬い、1.0mm程度)、
EXTRA HEAVY(最も硬い、1.5mm等以上)等あり、
種類は豊富である。
また滑り止めのために別の素材を張り付けてあったり、
中心部に複数の穴を開けてあるものもある。
素材、形状、硬さはプレイスタイルや
プレイヤー(演奏者)の完全な好みによって選ばれる。
また、あまり同じピックを使用し続けると、
磨耗してどんどん円形に近づいていくのだが、
そうなるほどに愛着を持って使い続ける人もいる。
私の場合丸くなると弾きにくくなるので、丸くなってきたら新品に変えます。
コンサートにおいて、予備のピックがマイクスタンドに貼りつけられ、
ファンサービスとして、
観客に向かってばら撒くというような光景がよく見られる。
また、ミュージシャンやバンドのキャラクター商品としても、
よく利用される。
楽器ショーなどのイベント時には、宣伝やファンサービスのため、
企業のロゴ入りのピックを無料でプレゼントしたりする事もある。
シールド
エレキギターを弾いている人の楽器から、
何かコードのようなものがつながれているのを見たことはありませんか?
これを「シールド」と言います。
エレキギターを演奏するのに、
このシールドを使わないと音を出すことができません。
エレキギターの音を出すのに、アンプが必要です。
このアンプとエレキギターをつなぐケーブルを「シールド」と言います。
エレキギターは弦を振動させて音を出しますが、
ギターだけではかすかな音しか出ません。
弦を振動させた時にギター本体にある「ピックアップ」という装置が振動を信号に変え、
「シールド」を通すことによってこの信号を増幅してアンプで音を出すしくみになっています。
「シールド」により、同じギターやアンプを使っていても、多少音色が変わります。
またチューニングをする際に、チューナーとエレキギターをつなぐのもこの「シールド」です。
シールドはエレキギターを購入した時におまけで付けてもらえる場合もあるので、
初心者のうちはそれでも良いかと思いますが、
シールドで音色も変わるものなので、
ある程度弾けるようになったら好みに合ったものを使うと良いでしょう。
価格は1,000円を切るものから30,000円前後と幅広いです。
長さにもよりますが、3m程度だと2,000円前後が標準的なものかと思います。