エレキギターを始めるに当たって必要な物 エフェクター編 その1

ギター
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コンパクトエフェクターとマルチエフェクター

コンパクトエフェクター

マルチエフェクター

プレイヤーが使用する手のひら大の「コンパクトエフェクター」から

電気録音・PAで汎用的に使用され、

規格化された幅のラックに収納する「ラックマウント型」。

デジタル回路技術の進歩により複数のエフェクト機能を

1つに実装した「マルチエフェクター」も一般的になってきて多様である。

歴史的には、もともとコンパクトエフェクターを必要により複数

つなぎ合わせて使用していたが、マルチエフェクターを使う人も少なくは無い。

マルチエフェクターの利点として

・より少ないスペースで済む

・複数の機能を組み合わせるのが容易

・各種の設定や接続順などが複数通り記憶でき

それらが一瞬にして切り替えられる

などのメリットがあるが、コンパクトエフェクターに比べて操作性に劣る、

あるいは要求する音質と違うなどの理由で、

単機能エフェクターを複数つなぎ合わせるケースも見られる。

また、こうした単機能エフェクターをアンプも含めて自在に

パッチングしセッティングを記憶できるラインセレクタや

スイッチングシステムと呼ばれるものもある。

現在もギタリストがステージ上でプレイする上で、

ノイズが発生するリスクを知りながら、

マルチエフェクターを避け、古い操作形態の様々な

エフェクターを複数台(ボードなどといった形式で)接続している例があるが、

これは観客のいないリハーサルやサウンドチェック時と多くの観客の入った本番では

会場の反響など聞こえる音の状態が変わる時があり、

その時々の他の楽器とのバランス、ギタリスト本人のコンディション、

時にはエフェクターへの供給電圧の変化などといったアクシデントに応じて、

操作を変える必要が出た際に、

プリセット式や順に操作機能やパラメーターを呼び出す従来のマルチエフェクターでは

即座に対応しきれないケースがあるからである。

レベルの制御

原音の音量の最大と最小の差を圧縮するもの。

過大な入力による機材へのダメージを防いだり、

ほぼ一定の音量へ調整する。

リミッター

音量が予め設定した一定の値を超えた場合、

音量を絞ることで過大な信号レベルにならないようにするもの。

機器の物理的破壊を避けたり、

音の歪みを避けながらなるべく高い平均レベルを出したりするのに用いる。

コンプレッサー

音量の変化幅を圧縮し、音量のバラつきを抑えるもの。

例えば発音時のレベルの高い部分を潰して全体のレベルを揃えたり、

減衰音のレベルを持ち上げることによって伸びのある音にしたりできる。

パラメーターの設定によってはリミッター同様の使い方も可能である。

ボリュームペダル

一般的にオーディオ機器の音量を決めるボリュームと同じ。

私の場合マルチエフェクターですが、コンプレッサーとボリュームペダルは

よく使います。

特定周波数帯のレベル制御

原音に含まれる任意の周波数帯域の増幅や減衰をおこなうもの。

イコライザー

特定の周波数帯域を強調あるいは減衰させる処理。

ごく大雑把には、オーディオ・アンプのトーン・コントロールを、

より精緻な調整ができるように拡張したものと考えてもよいでしょう。

グラフィックイコライザーは、中心周波数と帯域幅は固定で、

ゲイン調整を周波数帯域の数だけ並べた仕様である。

現在主流の製品はゲイン調整にスライダーを採用し、

設定を視覚的に把握できるので「グラフィック・イコライザー」と命名されている。

エンハンサー

イコライザーが、原音に含まれる音を直接ブーストしたりカットしたりするのに対し、

エンハンサーは音を歪ませ倍音を作り出して、実音にミックスするもの。

ワウペダル

車のアクセルペダルのような筐体に付けられた可変ポットを足で操作する事により、

増幅される周波数帯を変えるもの。

文字通り「ワウ・ワウ」と聞こえる。

オートワウ

原音の音量に準じ増幅される周波数帯を変えるもの。

ペダル動作では不可能な細かくリズミカルな「ワウ」音を得られる。

トーキング・モジュレーター

周波数分布に母音と似た癖を付けることで楽器の音に

人がしゃべっているようなイントネーションを加えるもの。

アンプ・シミュレーター

特定ブランドのギター・ベースアンプの動作特性や周波数特性をモデリング化したエフェクター。

キャビネット・ユニットを任意のモデルに組み合わせることもできる。

類似のものとしてレスリー・スピーカーをシミュレートした

ロータリースピーカーというエフェクトもある。